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所用で街中へ出たついでに、愛知県美術館で開催されていると聞いていた杉本健吉展を見た。
杉本健吉という名前は良く知っていたが、その画業など詳しいことは殆ど知らなかった。
杉本は本業を図案家としてスタートしたとのことで、戦前に書かれた、海の家、岡崎公園、新舞子水族館などの宣伝ポスターも沢山出ていた。
昭和25年から昭和32年にかけて週刊朝日に連載された、吉川英二の「新・平家物語」の挿絵も三十何回目から前任の守屋多々志から引きついで最後まで書き続けたとのことですが、「新・平家物語」は連載後いくつかの出版社から出版されていますが、杉本健吉はそのたびに挿絵を書き直したとのことです。
出展されていたものもこの関係が多かったように思います。
幡もいくつか出ていましたが、東大寺で実際に使われたそうで昔の幡とはまた違った趣を感じました。


展覧会入口

ポスター

会場前に展示されていた幡

会場前にあったテレビ
杉本健吉の対談

長谷寺雪景 水彩

秘苑画帖 全51図のうち
墨・水彩

三月堂 墨

唯心偈 墨彩

新・平家物語「一投石」原画

自画像(トム) 水彩

新・平家物語「くだける結晶」原画

新・平家物語「灼身大仏」原画

入場券