これで愛知県美術館に行くのは3回目ですが、それぞれ展示の主体は全く違いますので今回もまた新鮮な気持ちで鑑賞できました。
ピカソの作品はあちこちでよく見ますが、まとまって見たのはスペインに行った時のマラガ美術館とバルセロナ美術館です。
今回の展示の中にピカソの生涯の作品、住所などの変遷がくわしくでており、これでマラガ、バルセロナにたくさんの作品が残っている理由が分かりました。
マラガはピカソの生誕の地であり、パリで〈洗濯船〉と名付けられたモンマルトルの建物に部屋を借り、パリに腰を据えるまで14歳から23歳までバルセロナで過ごしました。
上記のこのページのタイトルにある作品・・これは入場券にあったものですが・・、これはパブロ・ピカソ《扇子を持つ女》(1905年 油彩、キャンバス 100.3
x 81 cm)というものでワシントン・ナショナル・ギャラリーで所有しているものらしいのです。
ワシントンのナショナル・ギャラリーには一昨年行きましたが、残念ながらピカソの作品の写真は撮ってきませんでした。 展示はされていたと思いますが、あまり印象に残らなかったのか写真は撮りませんでした。
美術館の説明によれば、ピカソのキュビズム以前に焦点をあてたこの展覧会は世界的にも大変珍しいそうです。
また作品数の極めて少ない『青の時代』と『バラ色の時代』が今回9点出ていますが、これも国内で行われた展覧会では過去最多だそうです。
記憶違いがあるかもしれませんが、バルセロナ美術館を見たときピカソの若い時の作品を多く持っているとの説明を受け、たしかにそこには『青の時代』のものが多く、『バラ色の時代』のものもあったように思いますが、キュビズムのような作品はそれほど多くなかったような記憶です。