愛知県美術館 他の美術館一覧
                                    所在地 〒461-8525名古屋市東区東桜1-3-2 
                                                                       愛知芸術文化センター10階
                                               tel   052-971-5511
                                               訪問日 2016年2月2日

これで愛知県美術館に行くのは3回目ですが、それぞれ展示の主体は全く違いますので今回もまた新鮮な気持ちで鑑賞できました。
ピカソの作品はあちこちでよく見ますが、まとまって見たのはスペインに行った時のマラガ美術館とバルセロナ美術館です。
今回の展示の中にピカソの生涯の作品、住所などの変遷がくわしくでており、これでマラガ、バルセロナにたくさんの作品が残っている理由が分かりました。
マラガはピカソの生誕の地であり、パリで〈洗濯船〉と名付けられたモンマルトルの建物に部屋を借り、パリに腰を据えるまで14歳から23歳までバルセロナで過ごしました。
上記のこのページのタイトルにある作品・・これは入場券にあったものですが・・、これはパブロ・ピカソ《扇子を持つ女》(1905年 油彩、キャンバス 100.3 x 81 cm)というものでワシントン・ナショナル・ギャラリーで所有しているものらしいのです。
ワシントンのナショナル・ギャラリーには一昨年行きましたが、残念ながらピカソの作品の写真は撮ってきませんでした。 展示はされていたと思いますが、あまり印象に残らなかったのか写真は撮りませんでした。 
美術館の説明によれば、ピカソのキュビズム以前に焦点をあてたこの展覧会は世界的にも大変珍しいそうです。
また作品数の極めて少ない『青の時代』と『バラ色の時代』が今回9点出ていますが、これも国内で行われた展覧会では過去最多だそうです。
記憶違いがあるかもしれませんが、バルセロナ美術館を見たときピカソの若い時の作品を多く持っているとの説明を受け、たしかにそこには『青の時代』のものが多く、『バラ色の時代』のものもあったように思いますが、キュビズムのような作品はそれほど多くなかったような記憶です。


** パンフレットと入場券から **

** 展示されていた作品 **


扇子を持つ女
1905 油彩 キャンバス
ワシントン・ナショナルギャラリー

スープ
1902 油彩 キャンバス
オンタリオ美術館

青い肩かけの女
1902 油彩 キャンバス
愛知県美術館

パンを頭にのせた女
1906 油彩 キャンバス
フィラデルフィア美術館

キク
1901 油彩 キャンバス
フィラデルフィア美術館

ポスターのある風景
1912 油彩、エナメル キャンバス
国立国際美術館

裸婦
1909・1910 油彩 キャンバス
オルブライト=ノックス・アート・ギャラリー

ギターのある静物
1912 油彩 キャンバス

自画像
油彩 キャンバス
バルセロナ・ピカソ美術館