秋野不矩美術館のホームページ

今回の美術館めぐりに参加するまでは『秋野不矩』という日本画家についての知識はまったくなく、天竜市にあるとのことであまり期待しないで訪れることを決めた。
しかし、行きのバスの中で解説してくださる日本画家の方の説明によると女性でなかったら日本芸術院の院長にもなられたほどの実力のある画家であったとのことでした。

美術館は丘の上にあるのですが、丘の下から美術館までの坂道は車の通行が禁止されており、徒歩で登るようになっています。
丘はかなりの高さがあり、下から見上げた時は『これは厳しい!。なぜ上まで車を登らせないんだろう』と思いましたが、登って行くにしたがってその意図が分かってきました。
この美術館は展示されている絵もすばらしいのですが、その建物とまわりの景観も実にすばらしいものでした。
その建物が坂を上るにしたがって視野に入ってきて、中にある秋野不矩さんの絵に対する期待もふくらんできました。
この建物は藤森照信氏によって設計されたもので、外壁は天竜杉の板張りと漆喰で内部は壁などにオフホワイトの漆喰、コンクリート打放しなどを使った、今まで美術館にはなかったもののように思いました。

私がこの美術館を訪問したすぐ後の2005年7月1日、美術館のある天竜市は周辺の11市町村と共に浜松市に編入合併され消滅しました。消滅後『天竜地域自治区』が設置されましたが2012年3月1日にこの自治区も消滅し天竜区の一部となっています


美術館への登り口から
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美術館入り口
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入り口の前の彫像
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美術館名の石
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内部展示室入り口
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2階通路
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入り口天井部
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展示室入り口
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インドでの不矩さんの足跡
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美術館へのアプローチと外観、また内部の構造物を見て、期待に胸をふくらませて展示室に入った。
この日は特別展として日本芸術院をの代表的な作家の作品を展示する『芸術院の日本画展』が開催されていた。
横山大観、上村松篁、片岡珠子など、昭和、平成を代表する30名の画家の作品が展示されており、これらとともに秋野不矩の作品が10数点並んでいた。バスの中で説明を一応聞いていたが絵のほうも予想以上ににすばらしく心が豊かになる思いで大感激!!。

静岡市民ギャラリー

静岡市民ギャラリーではエルミタージュ美術館名作展
『花の光景』が開かれていた

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