ちひろ美術館・東京は、ちひろ没後3年目の1977年、ちひろの絵の印税と寄付によって、ちひろが22年過ごした自宅兼アトリエ跡に開館されました。安曇野ちひろ美術館は、ちひろ美術館・東京の開館20周年を記念して建てられました。 誰でも知っているあの可愛い絵を描いたいわさきちひろは福井県武生市で生まれ、東京で育ちました。 1950年日本共産党の国会議員であった松本善明氏と結婚し、この頃より絵本作家として活躍するようになりました。 ただ残念なことに、1974年肝がんで倒れ55歳と言う若さでなくなってしまいました。 またここには、ちひろの作品だけでなく日本はもちろん、ドイツ、アメリカ、ロシア、韓国、スリランカなど世界各国の絵本作家の作品が展示されており、それそれの国ごとに絵本の書き方に特徴があり、作家の個性以上にそれらの国の文化が反映されていると思いました。 これは一般の絵画、彫刻などがどこの国の作家であっても、よく似ているのと違って、絵本と言うものが本当に日常の生活に根ざしたものであることを感じます。 ここ安曇野ちひろ美術館は、アルプスの山々を望む地に広い敷地を取って、低層の建物だけで構成されており、敷地全体を安曇野ちひろ公園と言っているようですが、散策しながら寝転んだり、美術館を鑑賞したりできる魅力的なスペースです。 |
いわさきちひろ |
美術館正面 |
安曇野ちひろ公園案内図 |
館内のカフェ |
美術館遠景 |
公園の北東を流れる乳川方向 |
入り口の案内表示 |
左図の拡大 |
ちひろの黒姫山荘 |
カフェ |
美術館の庭から乳川方面を望む |
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緑の幻想 |
『たけくらべ』より 美登利 |
黒姫 柏原 |
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蝶と子どもたちの幻想 |
青い鳥と少女 |