先日、福島の東山温泉と、栃木県の鬼怒川温泉に宿泊する機会があったが、いずれも有名な温泉地であるのにも関わらず客が減って閑散とし、多くのホテル・旅館が経営困難となって経営主体が変わっているようでした。
私が宿泊したいずれのホテルも伝統ある有名ホテルでしたが、経営の効率化のためサービスを極端に切り詰め、やむをえないこととはいえ旅の楽しさがかなりそがれたことは確かです。
こんど行った下呂温泉はそれほどではなく、かなりにぎわっていました、とくに若いお嬢さんがかなり多く見られたのに驚きました。
たまたまバスで隣に座ったお嬢さんになぜ温泉などに来たのか聞いたところ予想外の返事でした。
”最近、温泉の好きな温泉ギャルが増えており私も好きです”とのこと・・・・・・。
温泉地間のに賑わいの差は、アクセス、雰囲気、価格、温泉以外の楽しみなどによるものかと思いますし、それらの改善にために温泉地の経営者も、その地の自治体の長もかなり努力をされておられることと思います。
下呂温泉合掌村もそういった努力のひとつかと思います、昭和38年に飛騨郷土館として開館したあと合掌家屋を移築したり、影絵の小屋を作ったり、陶芸紙漉きなどの体験工房を始めたりと、50年ほどかけてこの合掌村だけで充分楽しめ客を呼べる施設にされたことは立派だと思います。
私はあまり風呂が好きではないので、こんど仲間と下呂のゆくことになった時、退屈で困るだろうなと思いましたが、この施設があったおかげでそれほど退屈せずに下呂を楽しむことが出来ました。
合掌村に入って初めてここに昨年(平成13年春)オープンしたばかりの円空館があることを知り、さっそく入って見ました.
ここに展示されている円空仏は下呂近くの寺、神社、個人の方々の所有されているものが殆どのようですが、素人目にもなかなか素敵なように思いました。
展示もよく考えられていて、4方向から見えるガラスケースに入っており背面の梵字などの文字も見ることが出来ます
下呂市内には約180体の円空仏があるそうですが、ここにはその内の約30体が展示されており、ありがたいことに写真撮影が自由でしたので全部の撮影をしたつもりでしたが、実際に撮った写真を数えてみると27体でした。
ただ、ストロボが使えませんでしたので感度を上げて撮影したため、高感度ノイズが出たこと、シャッター速度も遅いので少しブレ気味で余りシャープな写真は撮れませんでした。
もう少しましなカメラを持って行くべきだったと後悔しています。
飛騨川左岸のホテル この右前方に合掌村がある |
飛騨川右岸上流側 |
飛騨川右岸下流側 |
郷土料理の食堂 |
かっては下呂温泉を 飛騨之湯島と言ったらしい |
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合掌村の下にある朝市 |
朝市風景 |
朝市から合掌村への道 |