金沢21世紀美術館のホームページへ

ここの美術館は、今回訪問することになってはじめて聞いた美術館であるが、行きのバスのなかで、今回も同行くださった現代美術作家の伴治先生から、この美術館は現代美術を主体とした日本では数少ない美術館であること、展示等にもよく工夫されていることなど説明を受けた。
入館の時受け取った館内案内に『新しい文化の創造』と『新たなまちの賑わいの創出』を目的に開設されたとあり、また、建築の考え方として書かれているのは、誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験の『場』となるような、『まちに開かれた公園のような美術館』を目指しているとあります。
確かに、この美術館は金沢市の中心部、金沢城に隣接して設置され、交通の便もよく立ち寄りやすく出来ています。
現代美術というと門外漢にはなにかよく理解できないものが多く、いままであまり楽しく見せてもらったことがなかったが、ここでは展示品だけでなく、美術館全体で楽しめるようによく工夫されており、飽きずに見て廻ることが出来た。
特別展としては、イ・ブル、草間弥生、岸本清子、木村太陽による『リアル・ユートピア〜無限の物語』と奈良美智(ならよしとも)の『Moonlight Serenade -月夜曲』です。
また、意図的にされていると思うが、円形でガラスの仕切り部分の多い建物なので、見えていてもどこから行ってよいか分からず、何度も行き来してあまり広くはない美術館であるがかなりの運動になった。
美術館をすこしはやめにきりあげて、近くを歩いてみた。
隣に金沢能楽美術館(http://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp/)があり、入ってみたかったが時間がないのであきらめた。
帰宅してから能楽美術館のホームページなどで見てみると、開館は昨年の10月7日で、開いてまだ3ヶ月余りしかたっていない新しい美術館で、この美術館の場所は、かって金沢能楽堂のあった広坂という土地だとのことです。
収蔵品は金沢宝生流の能面、能装束などで金沢宝生に伝わる名品がそろっているとのことです。
また、ちょうど特別展として『加賀藩の能楽〜利家から綱紀まで〜』が行なわれていたようで、成巽閣との関連でここをじっくり見るのも良かったかなと少し残念に思いました。
いずれにしても、もう一度行ってみようと思っています。


館内案内板

東口方向から光庭を見る
下の写真にあるスイミングプールに
人がいるのが見える

東方向から見た美術館全景

上の写真より少し北(東北東)からの全景

特別展の1つ
リアル・ユートピア〜
無限の物語

左の特別展に、イ・ブル、草間弥生
岸本清子、木村太陽の4人が
参加して新たな世界を探求する
展覧会を構成していると言う
4つの絵をクリックするとそれぞれ拡大表示されます


もう1つの特別展
奈良美智のMoonlight Ssrenade
月夜曲

館内案内のパンフレット
館内が有料ゾーンと無料ゾーンに
分かれていて天井から床までの
大きなガラスで区切られているので
迷路のようでまた楽しかった

『スイミング・プール』
レアンドロ・エルリッヒ アルゼンチン
プールの上から下を見る

同左

プールの下から上を見る

同左

プール下内部

『ブルー・プラネット・スカイ』
ジェームス・タレル アメリカ
白い天井の中央部が大きく切り
取ったように開いており空が見える

同左
下のほうには腰が掛けられるように
なっておりゆっくり空の雲の動き
などを眺めていられる

壁の上のほうも白い
空との境目に天井の厚さが
感じられず、同じ面内のように
見える

金沢21世紀美術館に隣接した
金沢能楽美術館

同左

    
イ・ブル サイレーン 草間弥生 残夢 岸本清子 21C Erotical Flying Machines 銀河の旅 木村太陽 We know you know we knowyour pleasure you never know