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春日大社・宝物殿

年初めの美術館めぐりは、春日大社の宝物殿と奈良国立博物館だった。
計画では、奈良博物館で例年のようになにか特別展があるであろうと予想して企画したようであるが、本館のみの展示で新館は閉鎖されて、平常展のみであった。
20年ほど前に奈良市内に住んだことがあり、奈良公園内は徒歩圏内だったので、春日大社も奈良国立博物館もよく行った(特に春日大社は何10回も行った)のであまり期待していなかったが、団体で行ったためか神官に説明をしていただきながら案内を受けたので、新しく知ったことも多く、楽しく鑑賞、拝観することが出来た。
また各建物、施設などに、奈良にいた時にはなかった説明の立て札が立てられており、以前は本でも読んで予備知識を持って行かなければ理解できなかったことも、初めての人にもよく理解できるように分かりやすく書かれていた。
また、住んでいた頃には1つもありませんでしたが、現在では奈良県には下記の3つの世界遺産があります。
@ 法隆寺地域の仏像建造物
A 古都奈良の文化財
B 紀伊山地の霊場と参詣道
春日大社はAの『古都奈良の文化財』に属しますが、『古都奈良の文化財』には春日大社のほかに、平城宮跡、東大寺、興福寺、元興寺、薬師寺、唐招提寺と春日山原始林がはいっています。
現在、日本で世界遺産に登録されている物件が13件あり、このほかに登録に向けて日本で暫定リストにのせている物件が、9件あります。
これらの世界遺産のうち、日本で最初に登録されたのはやはり『法隆寺地域の仏像建造物』でした。
日本にある13件の世界遺産のうち3件をもつ奈良県は世界遺産の宝庫と言えると思います。


春日大社の世界遺産の碑

春日大社の沿革など

案内の宮司さんからの説明
摂社本宮神社遥拝所にて

若宮神社方向より大社を望む

春日大社 宝物殿

特別展として
『花鳥図屏風と華やぎの名宝』が
開かれていた

燈籠のいろいろ



参道の石燈籠

同左

若宮大楠

左の大楠の説明

木製の火袋の燈籠
いくつもあり木部は定期的に作り
変えるとのこと

春日大社最古の石燈籠(複製)
実物は宝物殿にあるとのこと

並んだ古い釣灯篭

元禄の文字が見える

享保文字が見える

並んだ新しい釣灯篭

昭和六十二年の文字が見える

ところ狭しと並んだ釣灯篭

建物と立て札



 国宝 本殿 4棟

重文 中門、東御廊、西及び北御廊

本社大杉

大杉の根元から西に伸び
直会殿の屋根を貫通するイブキ

林檎の庭

七種寄木

七種寄木の説明

重文 酒殿

酒殿の説明

奈良国立博物館


最近この博物館へはよく行っているが、今回は本館を東西南北から撮ってみた。


西面(正面入口)
こちらからの入場者は少ないが
この方向からが一番美しい

東面(東入口)
新館の方向にあることもあって
ほとんどの人がここから入る

北面

南面
南に中国古代青銅器を展示する
建物が建てられたことにより
南面は見えない

新館西面

本館と新館を結ぶ地下通路
仏像の製作過程などが展示されている

本館と新館を結ぶ地下通路
仏像の製作過程などが展示されている

重文 十一面観音像
木造 平安時代 9世紀

重文 多聞天像
木造 鎌倉時代 13世紀

重文 如意輪観音像
絹本着色 鎌倉時代 14世紀

重文 獅子(文殊観音台座)
木造 平安時代 12世紀

重文 獅子(文殊観音台座)
木造彩色 鎌倉時代 13世紀

(ゆう) 坂本コレクション
青銅製 商末周初期 BC11〜10

鼎(てい) 坂本コレクション
青銅製 商末周初期 BC11〜10