行く前からこじんまりした美術館だが、大変いいものを持っていると聞いていたが、本当にその通りで小さいが素晴らしいものを持っている美術館です。 忠岡町の素封家、故正木孝之氏がその優れた鑑賞眼で収集した鎌倉時代前後の秀品が所蔵されています。 主なものとして国宝3点、重要文化財12点を含む1200点を所蔵しているとのことです。 こうした小さな美術館を維持してゆくのは大変のようで、普段はパンフレットも用意していないそうですが、私たちが訪問した時は丁度開館40周年記念の展示、行事などがありパンフレットも作成されていました。 第2会場として旧正木邸の一室で、古信楽の蹲花入に現代作家・須田悦弘の木彫彩色の白椿と雑草が活けてあったが、あいにく私は須田悦弘という作家を知らなかったので、あまりに実物そっくりに作られた白椿と雑草を見て本物だとばかり思ってしまい、説明の『古美術と現代アートのコラボレーション』という意味が分からなかったが(同行者の殆ども同じだったと思う)カルチャーセンターの清水さんに『あの椿と雑草は木彫に彩色したものですよ』と聞かされやっと納得できた。 後で調べてみると須田悦弘はこのような植物の葉、花などの木彫を手掛けているそうです。 |
美術館正門 |
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建物入口 |
敷地内 茶室などがある |
第2会場への案内 |
茶室 下の説明のように古信楽の蹲花入 に現代作家・須田悦弘の木彫彩色 の白椿と雑草が活けてある |
不鮮明だが右上の写真の中の 花入と木彫 |
美術館開館40周年のパンフレット表面 |
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美術館開館40周年のパンフレット裏面 各画像をクリックすると拡大表示されます |