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今月(2008年8月)は松本城と松本市美術館へ行った。
松本城に行くのは25年ぶりくらいで、前回行った時にことはよく覚えていなかったので、殆ど初めてと同じように興味を持って見ることが出来た。
今年の3月には和歌山城にも行ったが、和歌山城は戦災に遭い国宝に指定されていた建造物はすべて灰燼に帰してしまっていたが、ここは幸い戦禍にあわなかったようです。
現在国宝に指定されている城は全部で4城で昭和6年指定の姫路城、10年指定の犬山城、26年指定の彦根城と11年指定のここ松本城です。
ただ姫路城だけは大天守、三つの小天守、渡櫓が分離して国宝指定されているので此処だけで5件の国宝指定を受けており全国の城郭の国宝指定は8件となっています。
熊本城も国宝と呼ばれていることもありますが戦前の国宝保存法によって昭和8年に国宝(現在の重要文化財に相当)仁指定されたようです。
1950年の文化財保護法施行以前は国宝、重要文化財の区別がなくすべて国宝としていたが、文化財保護法施行後重要文化財のうち特に重要なものを国宝に指定されることになった。
法的には国宝も重要文化財の一種です。
天守閣に登ってみると城そのものは勿論のこと、いろいろなものが良く保存されており、外観五層、内部六層ほぞれぞれ興味深く見ることが出来た。
明治維新の時点では170〜180の城があったそうですが、その多くが維新の混乱の中で不要物として破壊廃棄されていたようです、勿論名古屋城のように戦災によって焼失したものも多かった。
その中で松本城が残ったのは幸運もあったが、市川量造氏、小林有也氏らの尽力(下の写真の部分参照)で存続できたと思う。
松本城見学のあと、昼食は近くのうなぎ割烹・桜家で”うなぎ笹むし”などをいただいた。


城のパンフレット

城の保存、修理に尽力した
小林有也氏と市川量造氏の顕彰碑

右の顕彰碑の説明
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城のパンフレット写真の一部はクリックすると拡大表示されます。

城の創始、築造の説明
文章部分をクリックすると拡大表示されます。

はじめの4代は比較的短期間で変わっている。


国宝指定書


松本城の沿革

松本藩略年表

歴代松本藩主の出自と家格

松本城と城下町

鉄砲蔵
写真は2枚しか撮らなかったが
数多くの大小鉄砲、火薬装填用具
整備用具が陳列されており
鉄砲の製造工程、発射装置の進歩の
展示など興味深かった。

これは5層から6層に登る階段で
比較的傾斜が緩やかだが
他は大変急で恐ろしいほどであった。


    




天守閣内部構造 天守2階 鉄砲蔵 天守3階秘密階 天守4階 御座の間 最上階 二十六夜神を祭る