ヤマザキマザック  他の美術館一覧
所在地 〒461-0004名古屋市東区葵1-19-30
訪問日 2014年5月1日

この美術館は日本の大手工作機械メーカーであるヤマザキマザックの創業者である山崎照幸氏が収集した美術品コレクションを公開展示するため設立されたものです。
この美術館には、18世紀から20世紀にかけてのフランス美術の絵画作品及びアール・ヌーヴォーのガラス工芸品、家具などが所蔵されており、それらの常設展示を中心に、 所蔵作品に関係した展覧企画、講演会などが行われています。
訪問した当日は
《 ロココ、印象派、エコール・ド・パリ、アールヌーボー・・・・  フランス美術300年を彩る珠玉の作品群 》
としてコレクション展が開かれていました。
この場所に美術館があることは以前から知っていましが、機会がなくてこれまで訪れることがありませんでした。
今回訪れてみてその内容の豊富なのに驚きました。
また、日本ではほとんどの美術館で展示作品(特に絵画作品)の写真撮影が禁止されている中で、この美術館は一部の作品を除いて大部分が撮影可能です。
もちろんその映像を商用などには使うことはできないと思いますが・・・。
下の写真にあるようにこの美術館の建物は22階建てのオフィスビルと5階建ての美術館が一体となっており、オフィスビルの方はヤマザキマザックの本社ビルかと思っていましたが、そうではなくてヤマザキマザックが保有する賃貸のオフィスビルのようです。
ただ一階に《 マザック工作機械ギャラリー 》があり、ヤマザキマザックの代表的な工作機械2,3台とこれらで加工された自動車部品、医療機器、人工骨などが多数展示されています。

美術館外観


左がオフィス棟、右が美術館棟

美術館入り口

マザック工作機械ギャラリー
内部の写真撮影はできない

  

絵 画

私は観賞し終わってからも、どういうコンセプトで収集・展示されているかがわかりませんでしたが、ホームページを見てようやくわかりました。
この美術館の所蔵する絵画作品は美術館のホームページによると、『 5F展示室には、ロココからエコール・ド・パリまでの珠玉の作品群をおおよそ時代順に部屋ごとに展示することによって、フランス美術史を一望出来る 』とあります。
そういえば、私が美術館を訪問した時の展示テーマが『 ロココ、印象派、エコール・ド・パリ、アールヌーボー・・・・・ フランス美術を彩る珠玉の作品群!』となっていました。

 

行軍
作者 ジャン=パティスト・パテル
製作年        不詳

野営
作者 ジャン=バティスト・パテル
製作年       不詳    
   

薔薇色のローブを着た女
 作者    ピェール・ボナール
 製作年      1918年   
   


アウロラとケファロス
作者  フランソワ・ブーシェ
製作年   1745年頃   
 

シュビラと黄金の小枝
作者  ウジェーヌ・ドラクロワ
製作年    1838年      
(1845年 サロン出品)


突撃する近衛猟騎兵の士官
作者 テオドール・ジェリコ
製作年  1810−12年

三重県立美術館から借りた作品です
青い服を着た若い女
作者 ピエール-=オーギュスト・ルノワール
 製作年  1876年頃
 
左の作品の解説

同左


アムステルダムの港
作者 クロード・モネ
製作年     1874年  

左の作品の解説


  これも三重県立美術館から
借りた作品です
橋から見たアルジャントゥイユの泊地
作者 クロード・モネ
製作年   1874年

左の作品の解説


ルーアンの波止場・夕陽
作者 カミーユ・ピサロ
製作年    1896年  
 
左の作品の解説


サン=マメのロワン運河
作者  アルフレッド・シスレー
 製作年    1885年 
 
左の作品の解説
 


サン=トロペ
作者  ポール・シニャック
製作年   1906年   
 
 
左の作品の解説
 


エウリュディケ
作者  モーリス・ドニ
製作年   1906年 
 
この作品は三重県立美術館に
貸し出して出しています
羊肉
作者   シャイム・スーティン
 製作年     1920年  


狩猟地の番人/祈る男
 
作者  シャイム・スーティン
製作年    1921年  

この作品は
ポーラ美術館に貸し出しています
ポール・アレクサンドル博士の肖像
作者   アメデオ・モディリアニ
 製作年    1909年  

この作品は
姫路美術館に貸し出しています
二人の女
作者   ポール・デルヴォー
 製作年   1954−1956年


サン=ジャネの村、夜
作者 マルク・シャガール
製作年    1967年   
   
この作品は美術館で販売されていた
絵葉書をコピーしたものです


マタドール
作者  パブロ・ピカソ
製作年   1970年 
  この作品は美術館で販売されて
いた絵葉書をコピーしたものです


オレンジ色のサングラス
作者  キース・ヴァンドンゲン
製作年   不詳
  この作品は美術館で販売されて
いた絵葉書をコピーしたものです


キリストと漁師
作者  ジョルジュ・ルオー
製作年    1939年  
  この作品は美術館で販売されて
いた絵葉書をコピ-したものです


サンノワの風車
作者   モーリス・ユトリロ
製作年    1910年  
  この作品は美術館で販売されて
いた絵葉書をコピししたものです
 
 

展示室
 

展示室
 



アンティーク家具類

家具類は何となく芸術品とは言いにくいように思うがどうだろうか?
絵画、彫刻などは見ることが目的で製作され、また焼き物、ガラス器などは実用品でもあるが使い時に眺めて楽しむこともできるので、芸術品といってよいものもあると思うが、家具類は椅子、ベッド、机、棚など基本的に日常使うもので、次第に劣化し、ついには滅失してしまう物なので、絵画、彫刻などのように長期間観賞され続けるものとはとは違うように思う。
かといって、家具を使わないで鑑賞だけするのならば、家具ではなくて彫刻のような造形品となってしまい評価の基準も違う物になるように思う。
ヤマザキマザック美術館には今まで訪問した美術館の中で一番多く、またすぐれた意匠のアンティーク家具が展示されており、こんなことを考えながら興味深く見てまわった。
それぞれの写真の右に美術館で表示されていた説明、解説などを並べました。




 
  

1870年頃アメリカで製作された
糸のこ盤

食堂のセット
 

上記食堂セット上部のシャンデリア

食堂セットのホールクロック
 
 
 
 
 

ガラス作品


ここには一部しか載せてないが、非常に多くの作品が見られた。




 
 

ガラス作品展示室
ここに掲載しているガラス作品は17点だが、一つのガラスケースにそれぞれ
2〜3点 ずつ展示してあったので、全体では100点くらいは展示してあった
ように思う。
  
 
  
 
 



意外なほどあっさりした展示室入口
ここからエレベーターで5階にあがる

ミュージアムショップ

1階のカフェテリア”TOPE”

このほかに地階には
フランス料理の”壺中天(こちゅうてん)」
イタリア料理の”トラットリア・トペ”があり、
また2階には
ワインバー”ラ・フェット”もあって
美術観賞と共に良い時間が過ごせます

 







解説文 小牧・長久手の合戦図 西軍 東軍 徳川義親氏 銘盤 解説 曲輪 土塁 地図 堀 井戸 土塁 砦配置 小牧・長久手の合戦 関連主要城館図 土塁の解説