明治村へは2008年の12月に行ってこのホームページにもそのページを作ったが、つい最近2010年1月写真撮影の会が明治村であることになりこれに参加した。
前回は「博物館 明治村」を見に行ったので、出来るだけ多くの建物を見ようと村内を歩き回ったが、今回は写真の指導をしていただく先生がだれでも撮りやすい被写体として、聖ザビエル天主堂が良いと考えたとのことで、ほとんどここだけで写真撮影をした。
聖ザビエル天主堂にはきれいなステンドグラスがあり、前回もバラ窓などを撮影したが、今回は堂内のいろいろな所がステンドグラスを透過した美しい色の太陽光で輝いたところとか、ステンドグラスの窓を数秒という遅いシャッター速度で撮影し、その間に広角側から望遠側にズーミングするとか、シャッターが開いている間にカメラを動かすなどをしてファンタジックな画像をつくる方法など教わり、実際に撮影してみた。
なにせ初めての撮影法なので理屈は分かっても絵になるように撮ることは難しかった。
ズーミングなどは三脚を持って行けばもう少しうまくいったかもしれないと思う。
撮影会の後、鉄道寮新橋工場(機械館)にある古い機械類に興味があったのでここをじっくり見た。
昔、仕事で関係のあった紡織関係の機械類はなつかしく見ましたし、名前だけ聞いたことがあって実物を見たことがなかったガラ紡の機械を始めて見ることができた。
また、私が昔扱った梳綿機(そめんき)も古いものでしたがここに展示されていた梳綿機もっと古く、最低限必要な基本的な構成部材で構成されていた。
またここには重要文化財の機械として「菊花御紋章付平削盤」、「リング精紡機」が展示されている。
日本の鉄道はあらゆる技術をイギリスから導入して開発されました。 明治5年(1872)に開業した新橋ステンショ(停車場)には、停車場本屋、乗降場、荷物庫、荷物積所、石炭庫、機関車庫、機関車修復所、御雇外国人官舎等が造られましたが、この中の機関車修復所が、ここに遺る新橋工場です。
ここにある歴史ある多くの機械類を見て、このような場所がなければ廃棄されて今頃はもう形がなくなっていた可能性が大きいと思われ、よく残してもらっていると明治村の意義の一つを見直しました。
もっともっと多くの産業歴史遺産が毎日消えていっていると思います、それらを見直して残すべきものを選択して残していってほしいものと思います。
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