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                                      所在地 〒460-8430 名古屋市中区栄3-16-1
                                                           tel   052-264-3611
                                                            訪問日 2016年3月9日

東京芸術大学

1887年(明治20年)に伝統的な日本美術の保護を目的として、美術教員、美術家の養成をすすめる機関として東京美術学校が設置され、その後西洋画、図案、彫塑なども教育をするようになった。
創立当時は国内唯一の美術学校であり、アーネスト・フェノロサと共に日本美術の再評価、再発見をした岡倉天心が事実上の初代校長を勤め、その後も教員として、下村観山、菱田春草・橋本雅邦・河合玉堂・高村光雲・黒田清輝・藤島武二・和田英作・岡田三郎助・福地復一・横山大観・本多天城など第一級の芸術家が就任し、数多くの美術家たちを育成・輩出して我が国の芸術振興に寄与してきました。
戦後は東京音楽大学と共に1949年に創立された東京芸術大学に包括され現在に至っています。
今回の展覧会では東京芸術大学の所蔵するコレクションのほか、東京芸術大学卒業生の卒業制作が展示されていました。
こうした経緯で選ばれた展示会なので年齢も、年代も、画風も異なる多くの作者の作品で構成されており、いろいろの作品が観賞できて面白いとも言えますが、何かまとまりがないようにも思いました。
そのためか『麗しきおもかげ~日本近代美術の女性像』としてまとまりを見せようとしているようです。


パンフレット



表面

裏面
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展示されていた作品の一部



黄泉平坂
青木 繁 明治36年
色鉛筆 パステル 水彩 紙
48.5X33.5

造花
藤島武二 明治34年
油彩 カンバス
194x136.5

裸婦
原 撫松 明治39年
油彩 カンバス
130.5x97.8

物思い
小林万吾 明治40年
油彩 カンバス
115.3x81.3

伊香保の沼
松岡映丘 大正14年
絹本着彩 掛幅装
202.3x131.5

美人(花魁) 重要文化財
高橋由一 明治5年
油彩 カンバス

教鵡
矢崎千代二 明治33年
油彩 カンバス

草紙洗小町
上村松園  昭和12年
絹本着彩

悲母観音 重要文化財
狩野芳崖 明治21年
絹本着彩
195.8x86.1