三重県立美術館2  他の美術館一覧
                             所在地 〒514-0007 三重県津市大谷町11
                                   TEL  059-227-2100 
                                       訪問日   2017年11月 2日

三重県立美術館

本居宣長は私のもっとの尊敬する人物です。
10数年前から日本書紀・古事記などをカルチャースクールで学びましたが、古事記について教えていただいた尾崎知光先生は本当に心から本居宣長に心酔されておられるのを感じました。
また現在存命中の日本のある古代史研究者がおっしゃっていた 『日本書紀は日本の国史として完成直後から多くの人々が多方面から調査研究し解説書・注釈書もたくさん出ているが、これらをすべて合わせても本居宣長の古事記伝一点に及ばない、 日本書紀の不幸は本居宣長の様な日本書紀研究者が出なかったことだ』 という言葉でも本居宣長のすごさを感じます。
今回、三重県立美術館で本居宣長展が開催されるのを知り、期待いっぱいで出かけました。
私の本居宣長に関しての知識はほとんどは古事記伝に関してであって、それ以外の詳しい業績は知りませんでしたが、今回の展覧会を見て古事記伝以外でも素晴らしい業績があることを初めて知りました。
本居宣長について美術館のホームページでは次のように紹介されています。
“本居宣長(1730-1801)は、江戸時代を代表する国学者。
伊勢松坂(現在の三重県松阪市)の商家に生まれ、医者を生業としながら、『源氏物語』をはじめとする日本古典やことばの講釈、歌会、『古事記』研究などに精力的に 取組み、多様な活動を展開しました。
「もののあはれ」を日本人の美意識を象徴するひとつの概念にしたのも宣長です。
本展では、宣長が遺した自筆 資料、著書、関連作品、遺愛品などの幅広い資料を通して、不世出の偉人・宣長の思考の軌跡を辿り、全体像をご紹介します。

本居宣長についての業績、履歴書、年譜、系図、遺品など詳しいことは松阪市にある 〈 公益財団法人鈴屋遺跡保存会『本居宣長記念館』 〉のホームページの『宣長について』(ここをクリックすると表示されます)に詳しい。


美術館正面階段

天文図説 本居宣長著 本居春庭写

レストラン外の庭

本居宣長展



中庭

本居宣長の日記(重要文化財)

「大日本天下四海画図」宣長筆
  宣長が17歳の頃、
様々な資料を参照して描いた日本地図。

展示室

本居宣長六十一歳自画自賛像

宣長書

本居宣長四十四歳自画自賛像
本居宣長筆

雪山童子図 曾我蕭白筆 継松寺

パンフレット




本居宣長展のパンフレット 表


本居宣長展のパンフレット 裏
各画像および説明文をクリックすると拡大表示されます

三重県立美術館ニュース
HILLWIND 41

三重県立美術館の美術館ニュースは大変良くできた資料で興味ある内容です。
本居宣長についての記事は多くありませんが、美術館で展示された美術品と所蔵美術品につての解説です。
この解説を読むと予備知識を持つことによって、興味を持って展示品を鑑賞できるように思います。
今回の三重県美術館の訪問では時間の関係で本居宣長関係の展示以外は見なかったが、展示品の一覧を見ると良いものが多く残念でした。
また時間を作って訪問したいと思います。
三重県立美術館のホームページには1982 年9月美術館開館以来の美術館ニュースのバックナンバーの表があり内容もすべて見ることができます。ここをクリックするとその表が表示されます。
バックナンバーのほか、ここのホームページでは開館以来この美術館で開催された企画展をすべてかなり詳細に見ることができます。ここをクリックし表示された企画展の『詳細』をクリックしてください。


『三重県立美術館ニュース表紙』
上の画像をクリックすると表紙以下の7ページ分が
表示され、少し字は小さいですが読むことができます

本居宣長記念館

本居宣長の出生活動の地、松阪に開かれた記念館。
昭和45年開館。 本居家から松阪市への寄贈資料など1万6千点を収蔵。年4回の企画展を開催。
収蔵品は、宣長の著書、蔵書、遺品、版木のほか、一族、門人の著書、書簡など近世国学資料を中心に、豪商の町松阪の文化資料「小津茂右ヱ門コレクション」、大淀三千風資料(一部県有形文化財)、竹内浩三遺稿、詩人足立巻一の取材ノートなど、多岐にわたる。
重要文化財467種1949点、県有形文化財92種103点(附1点)




 
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一番下左の本箱は12箱あり各箱にはには婀・瑳・豫・秘・邇・登・黎・怡・図・婁・賦・微
の文字が一字づつ書いてある                                  
これは「あさよいにとりいずるふみ」と読むらしいが宣長らしい遊び心でしょうか     


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