静岡市立芹沢銈介美術館

この美術館を訪れたのは、２月の暖かさがうそのように寒くなった３月もやっと暖かさの戻った下旬のことでした。
、芹沢銈介については、この美術館めぐりの『大阪日本民藝館』のほか、あちこちでその染色作品に接する機会があり、それなりに知ってはいたが、その全体像を詳しく調べたことはなかった。
２００６年１１月１０日から２００７年１月２８日まで芹沢銈介の多くの作品がロシア国立エルミタージュ美術館で『日本の色彩　芹沢銈介の世界』展として開催･展示され、大成功のうちに幕を閉じ、その作品の帰国記念展として静岡市立芹沢銈介美術館において、特別展『日本の色彩　芹沢銈介の世界』が開かれたので訪問することとなった。
展示品は予想以上に多く、着物・簾・扁額・屏風など芹沢の。作品のほか、芹沢の収集した美術品・工芸品なども数多く展示されていた。
沖縄の紅型のような着物の柄のほかは、『これは芹沢銈介の染色作品だ』と分かるような文様・色使いのものが多く、やはり芸術家としてかなり個性の強い人であったのであろうと感じられた。
この美術館は、芹沢銈介から郷里の静岡市に寄贈された作品・蒐集品を中心に昭和５６年に開館されました。
美術館の本館は白井晟一（せいいち）の設計によるものとのことで、韓国産の赤い御影石が使われています。　『公共建築賞優秀賞（１９８８年度）』を受賞し、『公共建築百選にも』選ばれたとのことです。また別名『石水館』ともいわれるようです。
そのほかに、美術館の施設の１つとして『芹沢銈介の家』があります、この家は芹沢が東京・鎌田で創造の場として、また応接間や蒐集品を陳列する場として使用していたものを、昭和５９年芹沢が死去した後、昭和６２年この地に移築されたものです。

芹沢銈介については下の”芹沢銈介頌”にかなり詳しく書かれています。

美術館入口石柱	芹沢銈介顕彰費
エントランス	エルミタージュ帰国記念展のポスター
	ロシアで使われたポスター

暖　簾

実に沢山の暖簾が展示されていたので集中的に暖簾の写真を撮った。
もちろん、着物、扇面、屏風なども多かった。






着物・扇面など




	扇面
ミュージアムショップ	芹沢銈介の写真
芹沢銈介の家
この案内板の説明にあるように昭和６２年工房のあった東京の鎌田から移築されたものです