5月の連休明けの10日、東京の美術館に向けて一泊の予定で朝早く名古屋を出た。 1日目は東京国立博物館と法隆寺館、翌日は大倉集古館、国立新美術館、サントリー美術館とまわった。 黒川紀章・日本設計共同体設計による国立新美術館は開館したばかりで、その外観も大胆に3次曲面をつかった斬新なもので、これも良いのかなを思われた。 また国立新美術館開館記念として、「大回顧展 モネ 印象派の巨匠、その遺産 Claude Monet:L'art de Monet et sa postérité」 が開かれていた。 さすが国立美術館と思わせたのは、オルセーをはじめとして世界中の美術館からモネの名品が集まっていたことで、くたびれるほどの多くの作品を見た。 展示作品の総数は、モネが94点(開催全期間では97点とされているが、我々が行った時は3点がまだ展示されていなかった)、モネ以外の作品が26点であった。 モネは、私のように美術館をまわるのは好きでも、難しい芸術論など理解できないものにとっても、『いい絵だな』とか、『ほしいな』と思わせるわかりやすいところを好ましく思っている。 |