訪問した場所には、資生堂の文化施設としての『資生堂企業資料館』、『資生堂アートハウス』がある。 資料によると、開設されたのは資生堂アートハウスのほうが早く1978年、資生堂企業資料館のほうは1992年とのことです。 私は1990年ころ、研修会で一緒になった資生堂の社員の方に誘われて訪問したことがありますが、その時の記憶としては、美術館というより資生堂の歴史をPR する設備と感じたように思います。 今度あらためて訪問して、資生堂アートハウスの部分についてはほんとうに立派な美術館になっており、まったく印象が違いました。 なお、今回は資生堂企業資料館のほうは見ませんでした。 コレクションは資生堂が銀座の『資生堂ギャラリー』で開催してきた「椿会美術展」、「現代工芸展」などに出品された絵画、彫刻、工芸品などからなっています。 このほか海外の作家のものもあるようです。 こうしたコレクションの成り立ちから、我々美術に詳しくないものにとっても興味がもてるような作品が多く楽しく鑑賞することが出来ました。 しかし、まとまりがないためか印象に残りにくいことは確かのようにも思いました。 |