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この美術館は奈良町の中にあります。
今では奈良町は奈良観光の1つの目玉になっていますが、私が始めて奈良に住んだ頃は興福寺、猿沢の池など、観光客の多い場所から離れた静かな裏通りでした。
私が奈良を離れる頃、中つ道に店がならびはじめていました、がやはり裏通りには違いありませんでした。
今度久し振りで行って見て、いい場所になったと言うのが第一印象です。
あまりけばけばしくなく、落ち着いた雰囲気で、以前のだだの田舎の裏通りからかなり洗練(?)されたように感じました。
また行ってもいいなと思わせるものが出来てきたようで、以前の住人として嬉しく思います。
 
 書については殆ど知識がなく、よく分からないと思っていましたが、今回この美術館に行ってよかったと思ったのは、学芸員の方が”字を読もうとしないで絵を見るような感覚で全体のバランス、ハーモニーといったものを感じるように見てください”といわれたことです。
同じようなことは今までも何度か聞いていますが、今回は学芸員の方が実物を前にして具体的に話されたので納得できました。
そのおかげかどうか分かりませんが、先日テレビで、例の鑑定団を見ているときに本阿弥光悦の 書が出た時、これ絶対本物と感じましたが、やはりあたっていました。
しかし奈良に住んでいたのに、杉岡華邨という文化勲章まで受けられた高名な書家がいらっしゃることをまったく知りませんでした、やはり私に書は駄目です。

入口へのアプローチ

美術館前の通り(奈良町)


それぞれの書をクリックすると拡大表示されます。

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奈良町 TEN.TEN.CAFE

たまたま時間つぶしにと入った美術館近くにあったCAFEだが、入ってみるとなんだか少し普通の喫茶店とは雰囲気が違う、お店の人に聞いてみると川島英五関連 (奥さんがやっている)の店との事、川島英五が亡くなってもファンがよく来るらしい。
壁にかかっている絵は河島英五が描いたもの。


店先

内部
見にくいが絵が見える

なかなか洒落た雰囲気の店


      




「最上川」1997年 「みほとけ」1974年 「諸行無常」1977年 「春日の山」1994年 「春光」1972年 杉岡華邨プロフィール 伊藤鳳雲「三穂の浦」平成11年 座馬井邨「良寛の歌」平成19年 山田勝香「山吹」平成5年頃 田島方外「たらちねの」平成2年 西本支星「春雨の」平成2年 古久保泰石「北原白秋の歌」昭和60年 芝 松翠「賀の歌」平成19年 後藤秀園「紅の」平成14年 田中塊堂「春萌す」昭和41年 宮本竹逕「李田の句」平成11年 出展作家