奈良県には20年以上住んだことがあり、天理にもよく行って天理教・東濃大教会詰所(といったかな?)とか天理病院(天理よろず相談所病院)に何回も行ったし、本部のお参りもしたことがある。
また若いころ、入院していた療養所で同じ病室だった人が天理教の信者で、天理教の歴史とか教義なども教えたもらったこともあるが、 この人は本当に立派な人で、おとなしく謙虚な人でしたが宗教以外のすべてのことで同室の人に一目おかれるような見識を持った人でした。
それまで天理教というと、信者の財産をまきあげてしまうなどあまり良い印象を持っていませんでしたが、天理教は「陽気ぐらし」という、普通の人々が日々あくせすせず陽気に暮らしてゆくことを目指す宗教のようだと思い、少し考えが変わりました。
こんなことで天理の町についてはかなりよく知っていたつもりでしたが、天理参考館については名前も聞いたことがありませんでした。
館内には日本の他、海外の国々の生活文化、考古資料などが数多く展示されているが、それらは天理教の布教のために赴いた国で収集したものが中心とのことであった。
布教にともなって集めたものなので、海外では日本から行くのに便利な朝鮮半島、中国、台湾、バリ、ボルネオ、パプアニューギニア、など西太平洋諸国の他、アメリカ、インド、メキシコなどの国々のものもたくさん展示されていた。
ここのほうが規模はかなり小さいが、美術館めぐりで4年あまり前に行った国立民族学博物館の展示品とよく似ていると思いました。
パンフレット表紙 |
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布留川に沿った布留地区は、旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代、さらに古代、中世にいたる遺跡があり、多くの遺物か発見、発掘されている。
天理教本部をはじめ天理教の主な施設は布留遺跡の中にあり、この参考館も布留遺跡の一部の上に立っています。
そのような事情からと思われるが、天理教で昭和46年(1971年)ころから布留遺跡の発掘調査が開始され、現在までに多くの成果をあげている。
布留地区の地図 |
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発掘遺物 縄文時代 土器 |
発掘遺物 弥生時代 銅鐸 |
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発掘遺物 古墳時代 埴輪 |
発掘遺物 古墳時代 |
発掘遺物 飛鳥・奈良時代 埴輪など |
朝鮮半島 遺物 金属器 陶質土器 |
朝鮮半島 遺物 |
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朝鮮半島 遺物 |
中国遺物 殷・周 |
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中国遺物 漢 |
中国遺物 三国・南北朝 |
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中国遺物 隋・唐 |
中国遺物 隋・唐 |
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中国遺物 隋・唐 |
西アジア 遺物 |
エジプト遺物 |
地中海遺物 |
地中海遺物 |