今回の東京行きの最大の目的は、国立新美術館の『大回顧展”モネ”』と、この東京博物館で開かれている『レオナルド・ダ・ヴィンチ』展でした。 この展覧会を見るまでは、レオナルド・ダ・ヴィンチについては、モナリザを画いた画家で、飛行機、ヘリコプターなどの構造案を書いた図面を残したこと等、非常に多才な人でもあったことなど、一般的によく知られていること程度の知識であった。 行きのバスの中で、今回も同行してくださった判治先生のダ・ヴィンチについての詳しい話を聞き、その育った環境、制作にかかるまでの異常なほどの徹底した調査、準備、また生前からその作品についての評価が確立し、需要は多かったにもかかわらず、完成作品は極めて少ないことなど予備知識として持つことが出来た。 この展覧会では、ダ・ヴィンチの数多くの資料(作品は少ないが手稿と称する調査、研究記録のようなものは、現存するものだけでも極めて多い)から、ダ・ヴィンチが興味を示した範囲の広さとその広い範囲のそれぞれについて徹底的に調べ、考えたことがよく分かった。(ダ・ヴィンチの略年譜へのリンク) 今回の展示の最大の目玉は『受胎告知』だが、この作品はダ・ヴィンチが実に20歳ころに制作したものとのことで驚きです。 ダ・ヴィンチ展を見たあと時間があったので、法隆寺宝物館に入った。 明治時代に寺を守るために法隆寺から皇室に献上されたとは聞いていたが、その数の多さに驚いた。 飛鳥・奈良時代の時代の仏像・仏具・絵画を中心に展示されており、以前奈良に住んでいたときに何10回も見た法隆寺の宝物館よりはるかによい環境で保存されているように思われた。 (法隆寺の保存環境も当時よりよくなっているかも知れません) |
受胎告知 1472ー73年 ウフィッツィ美術館蔵 |
|
ダ・ヴィンチ展のパンフレット |
同左 画像をクリックすると 拡大表示されます。 |
本館 第1会場 『受胎告知』展示 |
同左 |
表慶館 |
東洋館 |
平成館 第2会場 少年キリスト像 手稿などをもとに ダ・ヴィンチの精神活動の展開を示す |
同左 |
法隆寺宝物館 |
|
法隆寺宝物館 |
法隆寺宝物館 |
第2室 金銅仏、光背、押出佛の陳列室 |
パンフレット |
国宝 灌頂幡オリジナルおよび模造品 第1室展示風景 |
|
第2室 重要文化財 菩薩半跏像 |
第3室 重要文化財 伎楽面 呉公 |
第5室 国宝 龍首水瓶 |
第4室 重要文化財 蓬莱山蒔絵袈裟箱 |
第6室 国宝 聖徳太子絵伝 |
表慶館 |
東京国立博物館を見たあと、国立新美術館のレストランで夕食をとり、3年ぶりに六本木ヒルズの展望フロアに行き(美術館はこの日閉館中であった)東京の夜景を見た。 翌朝ホテル近くの泉屋博古館、スウェーデン大使館などを散策し楽しく過ごすことが出来た。。 |
六本木ヒルズからの夜景 東京タワー方向 |
六本木ヒルズからの夜景 レインボーブリッジ方向 |
六本木ヒルズからの夜景 絵画館 |
六本木ヒルズからの夜景 ミッドタウン |
ホテル近くのスペイン大使館 |
同左 |
スウェーデン大使館 |
泉屋博古館 |
泊ったホテル |