ワシントン　ナショナル　ギャラリーは設立されたのが比較的新しく、アンドリュー・W・メロンの寄付により1941年に設立されました。
その後も多くに人々の寄付・寄贈により年々充実してきています。
現在の建物は、設立時に建設された西館”WEST　BUILDING”と、1978年に建設された東館”EAST　BUILDING"と、彫刻の庭”SCULPTURE　GARDEN"で構成されており、東館には現代美術を中心に展示されており、それ以外は西館に展示されてるようです。
ボストン美術館を見てからここの収蔵品を見ると、一番の違いはこのﾅｼｮﾅﾙｷﾞｬﾗﾘｰにはヨーロッパ美術、アメリカ美術の他はほとんどないことです。
下のフロアプランを見ていただくとわかるように、アジア、アフリカ、オセアニアなどの展示スペースは全くありません、もちろん日本美術もありません。
私たちは東館から入館し、光のトンネルのような地下通路を通って西館に入り、美術品鑑賞は西館だけでした。
ここでも短い時間の鑑賞でしたが、なんとか効率的に回り写真を撮ろうと、イヤホンガイドのマークのある作品を中心に回りました。
館内で見ているときにも、同一画家の作品がかなり多くあるように感じましたが、まとめて見るとラファエル、ルーベンス、フェルメール、モネ、セザンヌ、ゴッホ、などが５点前後づつあります。
また、どのような順序で撮影するか考えたわけではありませんが、展示がほとんどヨーロッパ絵画なので時代別、国別などに分かりやすくなっていたせいか、ダ・ヴィンチのころからマティス、モジリアーニのころまで各時代の作品を撮影してくることが出来ました。
なおここは設立の経緯から当然完全に無料だそうです。

ナショナルギャラリーのホームページには日本語のフロアプランもあったのでここに取り出しました。
これらを拡大しても文字も画像もかなり読みにくいが、ホームページの画像では文字部分はベクタ形式なので拡大すればはっきり読めます。
しかし、画像部分はホームページでも解像度は低く地図などは読みにくい。
アメリカの一流の美術館にしてはおかしいと思って、他の言語の地図がどうなのかを見て見ると、日本語と同様なのがフランス語、中国語、スペイン語の地図で、英語、イタリア語、ドイツ語　韓国語、ロシア語の地図は画像部分も極めて鮮明に見ることが出来ます。
ここをクリックすると英語地図（pdf）に直接リンクします
フロアプランにはナショナルギャラリー設立の経緯、見学案内などが記載されているので、日本語でご覧になりたければここをクリックするとナショナルギャラリーのホームページの日本語地図（ｐｄｆ）に直接リンクします。

１４００年代から１９００年代初頭までの作品が撮影されていますが、美術史のどこに入る絵なのかがよくわからないので、ここでは描かれた年代順、画家別に並べました。
この中になぜか１７００年代の作品が一枚もありません、１７００年代は絵画ではロココ主義、新古典主義などと言われますが、それらの絵を見ると好きになれそうな絵が多く、きっと展示はされていたと思いますが、上のフロアプランで見ると18世紀の作品の展示数が少なそうなので、私がたまたま撮影しなかったのだろうと思います。