この山梨県美術館には、ミレーの優れた作品があると聞き、これを見るのをおもな目的で訪問した。
確かにミレーの『種まく人』、『落穂拾い(夏)』など美術館収蔵品も優れたものが多く、楽しく鑑賞できたが、上記リンクボタン背景の特別展『川崎子虎と東山魁夷展』が予想以上によかった。 鑑賞前に美術館の学芸課長(名前も紹介されたが失念)から、子虎(しょうこ)の祖父、川崎千虎(ちとら)、父、中野金之助、子虎(しょうこ)の長男 鈴彦、次男 春彦、またその子の麻子 など川崎一族がみな著名な日本画家となっていること、子虎(しょうこ)の長女が東山魁夷の妻となっていることなどを聞いた。 また子虎について伝えられる人となりについても、東山魁夷が義父としてより画家としてまた人として尊敬していたことなど興味深く説明して戴いた。 こうした予備知識を持って館内を廻ることが出来、多数の作品を見たにもかかわらずあまり疲れを感じなかった。 |