この美術館についてはガレ、ドームなどのガラス器が展示されている美術館だとは聞いていたが、名前もそれほど聞かないし、ホームページを見ても詳しいことが書いてないので、これまで行ったガラス作品の美術館、箱根ガラスの森、北沢美術館、ラリック美術館、大山崎山荘美術館、飛騨高山美術館などのような期待は持てないと思って入館した。
展示は1階と2階で確かにあまり広くない。
しかし展示されている作品は大変素晴らしいもので充分見ごたえがありました。
下に当日のパンフレットがありますが、『 没後110年 エミール・ガレ回顧展 』が開かれていて1階はすべてガレの作品ばかりで、7,80点はあったかと思います。
各作品にそれぞれの製作技法の説明がついていて、会場内にガラス器の製作技法の説明パネルもあったので、勉強になります。
北澤美術館でも全部だったかどうか覚えていませんが、ガレの作品に同様の説明が付いていました
2階はデイル・チフーリのほか、内外の現代の作家の作品が展示されていました。
ドーム、ラリックの作品は全く展示されていませんでしたが、ホームページにはドーム、ラリックの作品も載っているのでこの時にはは展示されていない作品もかなりあるようで、別の機会に行けば見られると思い、ぜひまた行ってみようと思います。
このページは4月21日にアップロードしましたが、今日(4月22日)あらためて大一美術館のホームムページを見て見ると大幅にリニューアルされていました。
今日から企画展が変わって、《 ガレ&ドーム&ラリック ガラスアート三大巨匠展 》となっており、、ドーム兄弟の作品、ラリックの作品がたしかに展示されています
また、以前のここのホームページがどうであったか知りませんが、昨日までのページは見たいこと知りたいことはほとんど書いてなくて、かなり簡単なものでした。
現在のページは製作者が変わったかコンセプトがが変わったと思われるほど、いろいろくわしく書いてあります。
このページ上部に大一美術館のホームページへのリンクボタンがありますので見てみてください。
ここの美術館は大一商会というという会社のメセナの一環として運営されています。
大一商会は名古屋発祥の娯楽機械パチンコ機の製造を行い、別会社でパチンコ・スロットの遊技場も経営していろところです。
パチンコというとなにか裏街道の産業のように思いますが(昔は私もしばらく夢中になったことがあります)、大一商会のホームページを見ますと、美術館のほか、メセナ活動として市原国際奨学財団を設立して、外国人留学生への奨学金支給と学術研究への助成を行っています。
美術館正面 ここで見る感じより内部は広かった |
各種ガラス技法解説 | |
1階展示室 作品の照明以外はかなり暗くしてある |
同左 |
2階展示室 中央に見えるのは ディル・チフーリのシャンデリア |
エミール・ガレ回顧展パンフレット表 |
||
パンフレット裏面 解説と画像をクリックすると拡大表示されます 館内の展示は暗い中でスポットライトが当たっており このパンフレットのように全面照明ではないので雰囲気が違います |
エミール・ガレ |
エミール・ガレについての 解説 |
2階に展示されているデイル・チフーリの作品は、1階に展示されているエミール・ガレのものとは全く違う世界を構成している。 ガレの作品が作品そのものの訴えるものを作品の力、価値、などと考えているのに対し、ディル・チフーリの作品は作品の置かれた部屋、 庭などと一体となって見る人の訴えかけることを念頭に製作されているものが多いように思われる。
デイル・チフーリについての wikipedia |
||
シャンデリア 吹き抜け部分にある 正面は入り口の扉、手前は2階への 階段(撮っていないが) |
ベネチアン 右に説明があります |
イタリアのマエストロと始めた シリーズとありますがイタリアの マエストロとは?わかりません |
ウォーター・リード(水中のあし) 右に説明があります |
シャンデリアとベネチアン |
|
ウォール・インスタレーション 右に説明があります |
同左 |
昨年、TOP OF THE ROCKへ 上ったがこんな部屋には気が つかなかった |
オレンジマキア 1995 ”マキア”とは斑点といった 意味のようである |
いけばな 1995 |
コバルト プチ ヴァッセル 1991 |
熱心に展示作品を鑑賞して疲れた。
午前中の見学だったのでお腹が空くと思い、あらかじめ食事のできるが所を探したが、この美術館は名古屋市内にあるのにもかかわらず近くに適当なところがなかったので、美術館でおすすめの食事処を聞いた。
そこで聞いた美術館から7~8分のところにある「ながや」という蕎麦屋さん(美術館ではうどんやさんと言っていた)に行った。
そんなことでまったく期待していなかったが、思いのほかおいしく、また接客も良かった。
聞けば、もともと父から継いだ時は出前主体のうどん屋だったが、名古屋では名の知れた蕎麦屋「紗羅餐」で修行し、お客に店に来てもらえるような店にしたいと努力したとのこと。
美術館を訪問されたらこの店にも行かれることをお勧めする。